アルトワークス・アルトワークスのパーツなど全てを網羅したブログ

小さなモンスター 今も走り続ける人気のアルトワークスに魅せられたボンバー東が綴る、アルトワークス専門ブログです

カテゴリ:よくあるトラブル

2.走行中急に(加速)走らなくなった

2019.12.20

先にも説明しておりますが、適正な圧縮・燃料・点火が出来ていないことになります。

【原因1】
これは、いろいろな原因があると考えられますが、もし走行中に急に加速感などがなくなった場合は、バキュームホース系やインテークパイプからのエアー漏れが原因。

【確認方法1】
バキュームホース抜けやタービン→インタークーラー→サージタンクを繋いでいるゴム製の配管がバンドの緩みなどが原因で外れている事があるので要チェック。バキュームホース抜けはエンジンがかかっている状態でエンジンルームから「シュー」と聞こえているはずです。完全に外れていなくてもバンドなど緩んでいる場合もあります。

【原因2】
ブローオフバルブが原因

【確認方法2】
加速時(タービンが効いている状態)で、「シュ~」と言うような、空気が洩れているような音が聞こえるなら、ブローオフバルブ不良の可能性もあります。これは、アクセルオフ時に残圧をエアクリーナーもしくは車外に放出する装置ですが、加給圧力に耐え切れず、せっかくタービンが圧縮して送り込んでいる空気を外へ漏らしている為に、正常な加給が出来ていない場合があります。

【原因3】
燃料フィルターの詰まりが原因

【確認方法3】
ガソリンタンク前下部の燃料フィルターを外して錆などを確認。

【原因4】
タービン不良が原因

【確認方法4】
次にタービンから異音やマフラーから白煙が出ていないか確認。もし症状があればタービンの可能性もあり!

【原因5】
電気系トラブルによる原因

【確認方法5】
電気系が怪しいですが、これは目で見ての確認は難しいのですが、後に出てくる
29.「充電してもバッテリーが上がる」
30.「先ほどまで普通に走って来て、次にエンジンをかけようとするとセルが回らず、エンジンがかからない!」
31.「キーを回してもセルが回らない」
を参照してください。

【原因6】
燃料ポンプ不良で安定して燃料を送り込めていないのが原因

【確認方法6】
これは、ガソリンタンクを外し、上部より取り付けているポンプを外すしかありません。外しても錆で吸い込み口が詰まっていたり、ポンプの動きが明らかにおかしくない以上 動いている場合は見た目では判断できかねます。

ご利用にあたり、必ず利用規約をご一読ください。

筆者

ボンバー東

アルトワークス専門店として主にC系ワークスを300台以上の販売と修理や整備、レース活動で一時は目を閉じて1時間以内にワークスのエンジンを下ろすことが出来るほど、パーツやボルト、ナットの位置もすべて頭の中にありました。