ボンバー東
アルトワークス専門店として主にC系ワークスを300台以上の販売と修理や整備、レース活動で一時は目を閉じて1時間以内にワークスのエンジンを下ろすことが出来るほど、パーツやボルト、ナットの位置もすべて頭の中にありました。
カテゴリ:ワークスマニュアル
サーモスタット
2019.12.24
アルトワークス CN CP CS CR C系ツインカムターボ
(シングルカムターボでも一部構造は違う車種もありますが基本的には共通)
必要工具
・中プラスドライバー
・中マイナスドライバー
・ラチェットレンチ
・ラチェット延長
・ボックス12
・12メガネスパナ
・プライヤー
・スクレーパー
エンジン水温を一定に保つ為に常に通路を開いたり閉じたりして調整しております。なかなかヒーターが効かないときは冷却水が正常レベルならこれが開きぱなっしかも・・・。
インタークーラーの前・後方にネジ4本があります。青○の部分のホースも外す。
ラジエーターの水をあらかじめ抜きたいところですが、ラジエーター水抜き用のドレンコックがないので、ロアホースをラヂエーター側で外して抜くしかありません。
しかし、サーモスタット交換にロアホースは関係なので、特にロアホースの交換の要望がない場合はそのままで作業していました。
インタークーラー後部にバルブがあるので、バルブの本体を外すか、ホースとカプラーを外してインタークラー側にバルブを残すか2択です。
後ろ側のインタークーラーホースも外します。
これでインタークーラーが取り除く事ができます。
少し見えにくいですが、デスキャップの下にラジエーターからのアッパーホースが繋がっているところなのでわかるかと思います。
①ラジエーターホースのバンドを緩める、もしくは図のように位置をずらします。
②サーモセンサーのカプラ(茶色)を抜きます
③インタークーラーのステーと共締めのボルト2本を外す。
この緑の〇の部分にサーモスタットが入っています。
この時点で、冷却水を抜いてからの作業をしていませんので、ドバっと冷却水が流れ出てきます。
下に冷却水を受ける 容器をの準備してください。
但し、下部にミッションケースがあり、それを伝って流れますので広範囲になりご注意!
ラジエーターホースは、先に外しておいても構いませんが、私はこの時点で外します。
狭いところで外すと必ず手を切りますから
そしてサーモスタットを取り外す。
図のようにパッキンが残りますので、綺麗にスクレーパーなどで掃除し、平面にする。(カッターの刃で代用する時もあります)
このパッキンは液体パッキンを塗っていたようですね
錆でガタがあるようであれば、この台ごと交換となります。
また、取り付け時に重要なポイントですが、この赤〇の配線はサーモセンサーようのアース線です。
パッキンを挟んでいるの絶縁となっているためにこの配線でジャンプして アースしております。
写真が前後しますが、取り付け時に右側矢印のアース線を間違いなく取り付けないとアース不良を起こし、メーター関連で動作不良が発生します。
写真では分かりにくいですが、左の矢印の配線と右の矢印の破線は、繋がっています。
こんな感じです。
綺麗にして、パッキンを入れて順番に取り付けていきます。
サーモスタットやラジエーターを交換した際には、完成後に水を入れて十分暖機し、ファンモーターが自動で回る事を必ず確認し、室内暖房が効くか確認。
水温も上がり水が入っているのに室内暖房が効かない場合は、水路に空気がかんでいる場合と詰まっている場合があります。
水の抜けが悪いので、室内ヒーターレバーをHOT位置(送風する必要は有りません)にする。
ラジエーターキャップの位置が、水路の中で1番高い位置にする為に、出来れば、車輛前部を多少上げてやると良い。
ご利用にあたり、必ず利用規約をご一読ください。