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小さなモンスター 今も走り続ける人気のアルトワークスに魅せられたボンバー東が綴る、アルトワークス専門ブログです

カテゴリ:パーツ用語解説

部品基本説明

2019.12.24

基本情報

冷却水をエンジン内部に通す事により燃焼熱を冷却水に伝達し、その冷却水をウォーターポンプを使いラジエーターに送り、外気に間接的に触れさ、強制的に電動ファンを使う事により熱を奪い、冷却水の温度を下げ、結果的にエンジンの温度を下げます。

サーモスタットは、エンジンが適温になるまで水路を塞ぎ、温度が上がってくると水路を開くなどの動きをし、一定温度を保つ役目があります。
しかし、動作不良をおこすと閉じたままや開いたまま、もしくは途中で固着する場合があります。
ノーマルは82度で開きはじめます。

電動ファンは、自然風や走行風ではラジエーターの冷却効果が得れない場合に強制的に回転し、冷却します。
しかし、サーモセンサー不良やファンモーター自体の故障が原因で動かない場合があります。

ウォーターポンプは、タイミングベルトでクランクプーリーと連動して回転し、冷却水を循環させる役目があります。
しかし、錆や磨耗により、水を循環させる為の羽が消耗し、水を循環させる事が出来なる場合があります。

水温計はエンジン内部の温度を冷却水の温度測る事により把握し表示させています。
サーモセンサーやメーターの不良、冷却水量不足などが原因で的確な数値を示さない場合があります。
また、 水温計は冷却水の循環が悪い場合や、冷却水が不足していた場合には、的確な温度を示す事ができなくなりますので、水温系が上がらない場合や、急に下がる場合は要注意です。

ダイナモで発電し、その電気をバッテリーに蓄電し、その電気を始動時のセルモーターの電源としたり、一時的に充電量が使用量を下回っても、蓄電されているバッテリーの電気を使う事により補います。

セルモーターは、エンジン始動時に電気を使用し強制的にエンジンを回転させエンジンを始動します。

キースイッチは、キー差込の後部にあり、キーの回転と連動して、必要な箇所へ電気を送ります。

ホーンは、相手に対し警告や合図する場合に音を鳴らして伝えます。

アースとは、ほとんどのパーツは電気で動きますが、プラス電源はバッテリーやプラス電源から取り入れますが、マイナス側は、車輌自体が金属のためにボディーはバッテリーのアースとつながっている為に複数のパーツはマイナス側を、ボディー金属面とつなげています。
金属面でも途中で絶縁効果のあるもので浮いている場合があります。
エンジンなどは金属でアースも取れますが、基本的にはボディとエンジンの間にはマウントと呼ばれるゴムや樹脂でできた衝撃緩衝材があり直接的に電気は流れない構造です。
しかし、アース線でバッテリーとボディ、エンジンを繋いでいます。

パワーステアリングは、ワークスの場合は電気により補助されております。

パワーステアリングコンピューターにて制御されています。

バキュームホースとは、一部の制御パーツなどはエンジンの空気の吸入時の負圧を利用していますが、 途中で外れていたり、きちんと繋がっていないとそこよりエンジンコンピューターの計算にない空気が流れ込み、エンジン不調がおこります。

エアコンガスとは、霧状になった際により効率よく温度が低下しやすいガスを使用しています。
ガスが直接吹き出し口より出てくる訳ではありません。
エアコンガスには、取り付けエアコン装置の年式により旧ガスR12と新ガス134Aの二種類がありますので、間違わないように。

エアコンは、液体が霧状になるときにまわりの温度を奪う効果を利用し、コンプレッサーで液体に圧力をかけ、エバポレーター内部でエキスパンションバルブで霧状にし、温度を下げます。
そのエバポレーターの網目の間に室内送風の風を通す事により、吹き出し口より冷たい風を出します。

室内送風ファンは、車輌室内前方中央部にあり、スイッチのレベルにより回転速度を変え、吹き出し口より風を送り出します。

ブローオフバルブは、タービンにより無理やり押し込まれた空気を、タービンの保護などの面からアクセルオフ時に吸入通路の外へ放出する為のパーツです。
タービンの羽の逆回転防止の役目があります。

タービンとは、排気側の空気の風量を利用し、吸入側の羽を回す事により、無理やり空気をエンジンに送り込みます。

インタークーラーとは、タービンが空気を送る際に空気が圧縮されます。
空気は圧縮されると、温度上がり、空気が膨張し体積が増える為に、効率が悪くなります。
その為、インタークーラーで外気に間接的触れさす事により温度を下げ、より効率よく多くの空気を送り込み為の装置です。

サージタンクとは、燃焼室の手前で、不安定な吸入空気のバランスを整えるための装置です。

【エアコンベルト・ダイナモベルト】
エアコンベルトはエアコンへ、ダイナモベルトはダイナモへそれぞれベルトで連動して回り、エンジン回転がそれぞれのパーツへ伝えられる事により、コンプレッサー・ダイナモが作動します。

タイミングベルトとは、まさしくピストンの上下運動と吸入・排気のためのバルブの開閉のタイミング をとっているベルトで、これが切れるとピストンが上昇した際にバルブが開きますと、ピストンとバルブが衝突しエンジンが損傷します。
車種によっては、十分な隙間があり衝突しない車種もありますが、ワークスは×です。

ドライブシャフトは、エンジン回転を変速機を通し、タイヤに回転を伝える為の部品です。
特にフロントエンジン・フロント駆動車は、前方への回転方向と上下の動きのほかにハンドルをきる為に左右の動きも要求される為に外側のジョイント部は損傷する場合が多いです。
ジョイント部は金属摩擦が激しい為にグリスが注入され、飛び散らないようのブーツで覆ってあります。
これが、破れますとグリスが飛び散り、金属摩擦で傷がつき、音が出ます。

ブレーキローターとは、ドライブシャフトと連動して回転している円盤状のもので、これを左右から油圧を利用しブレーキパットで挟みこむ事により摩擦効果で回転を制御し、ブレーキをかけます。

ドラム式の場合は円盤状ではなく、コの字型ですので左右からではなく、内側より外側へブレーキシューを押し当てて制御します。

クラッチディスクとは、エンジン回転を変速機に伝える際に、エンジン側の回転(フライホイール)と変速機側の回転の間で挟まる事により徐々に左(エンジン側)右(ミッション側)の回転を合わせる役目があります。

クラッチカバーは、エンジン回転をクラッチディスクを通して変速機に伝えるものですが、クラッチを踏んだ際に、通常は大きな圧力で押し当てているクラッチディスクをフリーにする事でスムーズな変速を出来るようにします。

ショックアブソーバーは、スプリングと連動し、車輌の傾きや衝撃(ピッチング)を制御します。
簡単に説明しますと、科学の実験などで使用した注射器を思い出してください。
中に水を入れてゆっくりと押してやるとスムーズに動きますが、瞬時に思い切り押し出そうとしても抵抗があり重たく感じたはずです。
これと同じで、バウンドなどした際にスプリングだけではいつまでもバウンドするのを制御します。
また、スプリングだけではバウンドやコーナーなどでバネが縮んだ状態から伸びようとした際に反発で車輌が不安定になるのも防いだりします。

スプリングは、車輌の車高の維持や適正な姿勢を維持します。
また、ショックアブソーバーはコーナーなどでゆっくり横Gがかかった場合に限界までは縮んでしまいますが、スプリングがこれを際御します。

プラグコードは、プラグに電気を伝えるものです。

プラグは、先端に火花を飛ばし、燃焼室で点火します。

ディストリビューターは、各プラグにプラグコードを通じて電気を振り分け燃焼順に電気を流す装置です。

フェーエルゲージは、ガソリンタンクにあり、フロート(浮き)でガソリンの残量を計測しています。

ウィンドーレギュレターは、ウィンドーを上下させるためのパーツです。

ご利用にあたり、必ず利用規約をご一読ください。

筆者

ボンバー東

アルトワークス専門店として主にC系ワークスを300台以上の販売と修理や整備、レース活動で一時は目を閉じて1時間以内にワークスのエンジンを下ろすことが出来るほど、パーツやボルト、ナットの位置もすべて頭の中にありました。