ボンバー東
アルトワークス専門店として主にC系ワークスを300台以上の販売と修理や整備、レース活動で一時は目を閉じて1時間以内にワークスのエンジンを下ろすことが出来るほど、パーツやボルト、ナットの位置もすべて頭の中にありました。
カテゴリ:よくあるトラブル
52.突然エンジンルームより煙が!!
2019.12.20
急に煙が出るなんてびっくりしますよね。
よく、当社にもお客様から緊急のお電話を頂きます。
よく、映画などであるようにすぐ爆発と言った事はめったにある事ではありませんが、他車種で、電気ショートなどが原因で実際に燃えてしまうケースもあります。
実際にエンジンルームで出火している場合はボンネットを開けるとさらに空気が入り込み危険な状態となりますのでご注意下さい。
他にエアコンガスの配管などの破損によるガス噴出です。
【原因1】
煙とよく言われますが、1番多いのが冷却水の噴出による水蒸気です。
【確認方法1】
冷却水が噴出したのならば、エンジンルームの下に冷却水が洩れているのですぐ分かると思います。
水蒸気の場合は季節など気候で多少変わりますが立ち上がっている煙がすぐに消えるはずです。
【原因2】
次に、洩れたオイルがエンジンやマフラーなどの高熱部分に触れ、蒸発し気化している場合が多いです。
【確認方法2】
オイルなどが原因の煙はなかなか消えずに広がっていくような感じがします。
また臭いもしますので、比較的判断しやすいかと思います。
【原因3】
エアコンガスが何らかの原因で噴出した場合。
【確認方法3】
エアコンガス噴出の場合は、まずエアコンが効かなくなりますので、室内のエアコンスイッチで確認できます。
ボンネットの中を確認できるのであれば、ガスと一緒にエアコンコンプレッサーオイルも噴出していますので、オイルで濡れたようになっているはずです。
【原因4】
タービンブローやエンジン本体の損傷。
【確認方法4】
これは確認するまでも無く、エンジンが不調になり最悪の場合は止まるか、走らなくなります。
すべてにおいてですが、止まるまで行ける所まで行こう!なんて方もいますが止まってからでは修理できるものも出来なくなるケースがありますから要注意です。
しかし、道路状況など止めること自体が危険な場合はやはり安全を確保できるところまで走行するしかありませんが、安全第一ですから!
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