ボンバー東
アルトワークス専門店として主にC系ワークスを300台以上の販売と修理や整備、レース活動で一時は目を閉じて1時間以内にワークスのエンジンを下ろすことが出来るほど、パーツやボルト、ナットの位置もすべて頭の中にありました。
カテゴリ:よくあるトラブル
38.セルは回るがエンジンが始動しない
2019.12.20
基本的に燃料と圧縮・点火が正常であればエンジンはかかります。
(類似症状でタイミングベルト切れがあります。《13》を参照)
【原因1】
電気がプラグへ来ていないのが原因。
【確認方法1】
プラグを外し、プラグコードをプラグに差込プラグ側面をボディーアースした状態で、セルを回してみる。
プラグに火花が飛べば電気はOKですが、飛ばない場合は、プラグとプラグコード・ディストリビューターを調べる必要があります。
三つともそれぞれ調べる。
【原因2】
燃料が来ていないのが原因。
【確認方法2】
キーオン(セルを回さない)の状態で、燃料ポンプの「ジー」という様な動作音を確認する。
一定の時間後には止まります。
燃料ホースを外し、燃料が来ているか確認する。
燃料が来ていない場合は、燃料ポンプか、燃料フィルターのつまりが考えられます。
【原因3】
今まで正常に走っていた車ではまれですが、圧縮漏れが原因の場合があります。
【確認方法3】
セルを回していつもより軽い場合や、むらがある場合。
しかしこれは一般的には難しいので、コンプレッションゲージで計測する必要があります。
【原因4】
これもまれですが、インジェクターの動作不良が原因。
【確認方法4】
それぞれのインジェクターが「チッチッチッチッ」と作動しているか確認。
インジェクターをすこしドライバーなどで叩いてやると動き出すものもあるが、いずれ止まる可能性があります。
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