アルトワークス・アルトワークスのパーツなど全てを網羅したブログ

小さなモンスター 今も走り続ける人気のアルトワークスに魅せられたボンバー東が綴る、アルトワークス専門ブログです

カテゴリ:よくあるトラブル

36.エアコン(クーラー)が効かない

2019.12.20

最近の夏場は、辛すぎるくらい暑いです。

【原因1】
ベルトの切れが原因。

【確認方法1】
ベルトが切れていた場合は、ベルトの劣化かコンプレッサー固着により回転が止がり切れたことも考えられます。
切れなくても、ベルトの緩みやコンプレッサーが固着してしまいベルトが空回りになっている場合があります。
このような場合は、「キーッ」「キャーッ」などと言った異音が聞こえる場合が多いです。
ベルトの劣化以外での固着などによるベルト切れの場合は、先に原因を解決する必要があります。

【原因2】
エアコン装置の故障や不具合が考えられます。

【確認方法2】
送風のスイッチを入れてエアコンスイッチを入れてください。
この時、吹き出し口から風が出てきているか確認し、風が出てきていない場合はまず、送風関連を調べる必要があります。
風が出ていない場合は・・・
ヒューズや切り替えレバーの風量スイッチに電気が来ているか確認。
電気が来ていなければ、スイッチまでの途中でヒューズ切れか断線などの可能性があります。
電気が来ている場合は、ファンモーターに電気が来ているか確認。
電気が来ていなければスイッチからファンモーターの間で何らかの問題があると考えられます。
電気が来ていれば、ファンモーターの故障が考えられます。
モーターをドライバーの後ろなどでたたき、衝撃を与えると動き出すものもありますが、いずれにせよ交換が必要です。
風が出ている場合は、次の【確認方法3】より確認して下さい。

【原因3】
コンプレッサーの故障や不具合が考えられます。

【確認方法3】
エンジンをかけた状態でスイッチを入れた際にコンプレッサーのクラッチ板が「カチッ」となりコンプレッサー本体に固定されるかどうかを確認します。
クラッチが作動しない場合は、コンプレッサーに電気が通じているか確認し、電気が来ているのも関わらずクラッチが入らない場合はコンプレッサー本体の故障が考えられます。
電気が来ていない場合はヒューズや断線の可能性とエアコンガス漏れが考えられます。
また、詰まりが原因でガスの圧力が上がり過ぎた場合に安全装置が作動し、コンプレッサーにスイッチが入りません。
圧力を見る為には専用の器具が必要です。

【原因4】
エアコンガス漏れが考えられます。
通常減るもので無い為にガスを補給するだけでは、適当な解決策ではありません。

【確認方法4】
エアコンガスが少なくなったり無くなるとコンプレッサーのスイッチが入らない仕組みになっていますのでエアコンガスの確認が必要です。
エアコンガスの量を調べる必要がありますが、専用の器具が必要です。

【原因5】
クーラーのかけ初めは効いているがしばらくすると冷たい風が出なくなる。

【確認方法5】
途中で効かなくなる場合には、エバポレーターの詰まりやエキスパンションの詰まり、エバポレーター壁面の誇りなどの汚れが原因の表面が凍りついてしまい、風が出なくなる場合があります。

ご利用にあたり、必ず利用規約をご一読ください。

筆者

ボンバー東

アルトワークス専門店として主にC系ワークスを300台以上の販売と修理や整備、レース活動で一時は目を閉じて1時間以内にワークスのエンジンを下ろすことが出来るほど、パーツやボルト、ナットの位置もすべて頭の中にありました。