アルトワークス・アルトワークスのパーツなど全てを網羅したブログ

小さなモンスター 今も走り続ける人気のアルトワークスに魅せられたボンバー東が綴る、アルトワークス専門ブログです

カテゴリ:よくあるトラブル

12.ブレーキを踏むと「ゴリゴリ」「キー」などの音が出る

2019.12.20

ブレーキを踏むたびに、嫌な音です。

【原因1】
フロント部から聞こえる場合
ブレーキパットが消耗し、ローターとブレーキパットの土台が接触しているのが原因。
ブレーキはご存じのように摩擦で回転を止めます。
この回転を止める際に回転しているローターやドラムと呼ばれる金属にブレーキシューと呼ばれる素材を押し当てて回転を制御してますので、この部分が摩耗し土台である金属部が直接当たっている場合がります。
ブレーキパットとはブレーキパット土台部分とローターと直接当たるブレーキシューが重なった構造でブレーキシューの部分がローターとこすれ摩擦で止まる仕組みですが、磨耗によりシューの厚みが薄くなっていき土台部分と接触する前に金属音が出る仕組みになっております。
これを放置しておくと次に土台部分がローターに直接接触し、ローターを傷つける場合があり、この時には「ゴリゴリ」など低く鈍い音が出、足にも伝わります。

【確認方法1】
タイヤを外し、ブレーキキャリパーを前から見ると、ローターを左右からブレーキパットで挟んでいるのが見えますが、ブレーキシューの厚みか土台部分とローターの隙間で確認します。

【原因2】
リヤから聞こえる場合も同じですが、グレードIEの場合、リヤはドラム式ブレーキシューが消耗しドラムとブレーキシューの土台が接触しているのが原因。

【確認方法2】
ブレーキシューも土台部分とドラムと直接当たるブレーキシューが重なった構造でブレーキシューの部分がドラムとこすれ摩擦で止まる仕組みですが、磨耗によりシューの厚みが薄くなっていきます。
リヤ用に金属音での警告はありません。
ブレーキドラムを外し、シューの厚みを確認します。

ご利用にあたり、必ず利用規約をご一読ください。

筆者

ボンバー東

アルトワークス専門店として主にC系ワークスを300台以上の販売と修理や整備、レース活動で一時は目を閉じて1時間以内にワークスのエンジンを下ろすことが出来るほど、パーツやボルト、ナットの位置もすべて頭の中にありました。