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小さなモンスター 今も走り続ける人気のアルトワークスに魅せられたボンバー東が綴る、アルトワークス専門ブログです

カテゴリ:ワークスマニュアル

タービン交換

2019.12.25

F6A ツインカム(参考画像は途中からK6Aツインカムターボ)
(シングルカム・K6Aも作業内容は同じ)

アルトワークス  タービン交換(F6A ツインカムターボ) 参考画像

タービン交換はエンジンを下ろさなくても出来ますがこれはF6Aツンカムターボの参考画像です。
赤色の①矢印のエキマニのシルバーのカバーを外します。
※事前にエアクリーナーやインタークーラーに繋がっているホースを外しておくと作業がしやすい。
エキゾーストマニホールドとタービンの固定しているボルトはこの下にある。
青色の矢印Aは、冷却用のホース、これも外す。※多少形状が違うものもあるが構造は同じですので、冷却用の入りと出のホースを抜きます。(K6は形状が違います)
赤色②も外す。
黄色③は オイルホースで破線側を外すが、実線側も緩めておくと作業性が良い。
ここで外しても構いませんがオイルが流れ出るので私は最後に外します。
次に④(センターマフラー取り付け位置)のボルトを外す。

アルトワークス  タービン交換(K6A ツインカムターボ) 参考画像

※この画像はK6Aツインカムエンジン(若干形状は違いますが構造はほとんど同じです)
赤①のボルトを外し、カバーを取るとタービンを固定している3箇所のボルトがありますのでこれを外します。
緑のボルトは作業性が悪い為に、当社ではここは外さない。
( タービンとエキゾースト側を固定している3本のボルト)
その下のセンターマフラーとの接続部で外します。※④

アルトワークス  タービン交換(K6A ツインカムターボ) 参考画像

※この画像はK6Aツインカムエンジン(若干形状は違いますが構造はほとんど同じです)
上記の赤矢印 ④のボルトです。
ピンクの 矢印はセンサーですので、事前にカプラー位置で外しておく。
前項の①~④と耐熱カバー下のエキゾーストマニホールドとタービンを固定している3箇所のボルトを外し青色冷却ホース2本を外す。
黄色 ③の手前のボルトを緩めておく。 ※外すとオイルが出てきます
上部右側参考画像の、センターマフラー奥のタービン固定ボルト2箇所も外す。
これで、黄色 ③以外のものすべてが外れましたので、タービンが手前に出てくるはずですが、オイルラインのホースが金属製の為に、抵抗があります。ゆっくりと手前に引き出し、裏側のボルトを外す。
タービンを交換する際には、このオイルホースも交換しておいた方が好ましいです。
※ここで注意すべき点は、ボルト錆びていてかなり手こずる可能性があります。
ボルトの頭をなめってしまったり、折れ込むと大変な作業が発生します。
潤滑スプレーや、キャンプ用のバナーなどを使用すると安易に外せますが、火気を使用する場合は、厳重な注意が必要です。(加熱するとかなりのものでも緩みやすくなりますがガソリンやオイル等燃焼物質がある場合は引火する恐れがあります)
取り付ける場合は、基本的に外した時の逆ですが、まず金属製のオイルラインを取り付けます。
奥側とタービン側を仮止めします。(銅ワッシャに注意)
どちらも入れば締めこんで固定します。
その後、エキゾーストマニホールド、センターマフラー奥のボルトを仮止めします。
全てのボルトが入るまで締め込まない事!
全て入れてから最後に締め付ける。
※後で締め付けできないボルトは別
後は、カバー・冷却水ホース・センタマフラーを取り付けていきます。

アルトワークス用 テクオフ製 タービン
アルトワークス  タービン交換(K6A ツインカムターボ) 参考画像

当社では、この状態で外します。

ご利用にあたり、必ず利用規約をご一読ください。

筆者

ボンバー東

アルトワークス専門店として主にC系ワークスを300台以上の販売と修理や整備、レース活動で一時は目を閉じて1時間以内にワークスのエンジンを下ろすことが出来るほど、パーツやボルト、ナットの位置もすべて頭の中にありました。